『オンリー・ゴッド』感想

レフン監督シリーズ

これまで見たのは、ドライブ、ネオンデーモン、ブロンソンですね。

画面と音の使い方はザ、ニコラス・ウィンディングだぜっディンディン。

青と赤の光が美しく、とてもよくデザインされた構図が多いでございます。タイの猥雑さが程よくレフンの小難しさを緩和してるともいえるし、逆にタイ的なエナジーが去勢されてしまっているともいえるかもしれない(結局なにも言ってない)。

相変わらずゴスリングはほとんど口数少なく、そして急に声をうらっ返して叫ぶテイッキトオーフ

あのおじさん強すぎ!初見ではモブかなって感じだったのに。ムエタイの肘は恐ろしいね。あと刀の振り方は結構バリエーションある。あ、そっちから振る!みたいな。

好きな人は好きなんだろうが、僕私の好みとしてはドライブとかブロンソンになるかな

観念的な、あまりに観念的な

端的にいえば観念的過ぎる。ホドロフスキーに捧ぐと出てましたが、まあそんな感じ。

個人的には実写の映画には何か撮影者が予期せぬものが映り込んでしまっているということを期待してしまうのだけれど、何かあまりに観念的な美に振れすぎていて退屈であることも否めない。言ってしまえばちょっとアニメっぽい。うん一回アニメとってみて欲しいかも。

思ったより書くことなかった。やはりレフンさんはやや大衆よりに振ってもらった方が個人的には助かるって感じ。なんか絵が描きたくなる作品でした。