2020-12-01から1ヶ月間の記事一覧

『ラカンはこう読め!』 感想

やっぱり話が面白いジジェク先生、そのうさんくさい風貌は我々の幻想を逆用するための確信的なものと改めて感じる。私は彼を信用している。 冒頭にもあるようにラカンを各種作品等に適用することをもってラカン入門とする本書。ある程度ジジェクについて知っ…

『資本主義と奴隷制』 感想

エリックウィリアムズ著 中山毅訳 ちくま文庫表4やあとがきにはプロ倫へのアンチテーゼだっみたいに書かれているが本文中にはあからさまに党派的主張がされているわけではなく、非常に地道な例証が積み上げられている。学芸文庫とはいえ若干のエンターテイ…