選挙、台風、散歩

今日は久しぶりに東京堂書店に行ってきた。選挙は結局自民がそんなに議席減らさず、残念です。天気が良ければもう少し違ったのだろうか。

相変わらず無限にいれる場所だが仕事帰りで腹減ってきたので程々にしてきた。

気になった本を羅列する。 ニート期間を経て私の貯金低すぎ!?って感じだったので買ってはない。

分析美学入門

分析美学入門

 

 教科書っぽい。例題とか読書ガイドとかあり

密会

密会

 
「裸身_初号」冨手麻妙

「裸身_初号」冨手麻妙

 

 身近さ=エロス

ていうか写真集とかって色校とか大変なのかな? 

貼って気づいたがどっちも同じ出版社だからとなりにあったのだな。

まだまだ知らない 夢の本屋ガイド

まだまだ知らない 夢の本屋ガイド

 

 河谷家書店今度いこ

「本をつくる」という仕事 (単行本)

「本をつくる」という仕事 (単行本)

 

 このイラストレータさんなんていう人だっけ。よく見ますね。

シネマの大義 廣瀬純映画論集

シネマの大義 廣瀬純映画論集

 

 

スペリングの英語史

スペリングの英語史

 

 

Witchenkare(ウィッチンケア)第8号

Witchenkare(ウィッチンケア)第8号

 

 同人誌的なもの?三階でユリイカの横にあった。

 

RED ヒトラーのデザイン

RED ヒトラーのデザイン

 

こないだデザインってなんだろ?読み終わったがこれも面白そう。これもブツとしての魅力も同様にある。あとなんか左右社って最近熱い本一杯出している感激しくあり。

1.NTT出版 2.フィルムアート社 3.左右社って感じ

なんていうか新卒で就活したいランキングみたいな?

ていうか新卒だったらNTT出版ガチで目指したいわ。でかいバックがある割に/ある故ゆえに面白い本いっぱいだしてるし。よく知らんが待遇もよさそう。

結局貧しい私は

フリースタイル36 宮谷一彦インタビュー
 

 を買ってAnderson.Paak聞きながら帰ったでござる。


Anderson .Paak Performs 'Am I Wrong'!

『新感染 ファイナル・エクスプレス』(感想)

ヨン・サンホ監督はアニメ畑の人で実写監督は初とのこと。すげえ

原題は釜山行きということで釜山には色々と含意があった模様。

大変評判がよろしいことだけは知って仕事帰りに見ました。

追いWiiからの

主人公はファンドマネージャー、生き血を啜る資本主義の豚である。豚は稼ぎは良いようだが、多忙で妻とは別居中である。キムデーリーのアドバイスに従い、一人娘スアンの誕生日にWiiをプレゼントするが、実は子供の日にもそれをあげていた!もこみちもびっくり追いWiiである。

そこで代替プレゼントをオファーすると、娘はオンマーに会いたいという。KTXプサンまで送ることになるが…といったところがあらすじ。

良いアジョシと悪いアジョシ

この映画には良いアジョシ(おじさん)と悪いアジョシが出てきます。

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J・M・クッツェー『敵あるいはフォー』(感想)

ヒリス・ミラーの「文学の読み方」に言及されていて面白そうだから読んだ、面白かった。なんだこの頭悪い文章オホホ

これは前の記事にも少し書いたが、ロビンソン・クルーソーのパロディであり、物語ることについて言及するメタフィクショナルな小説です。作者のクッツェーは『マイケルK』が特に有名でしょうか、私もこれだけ読んだことがあります。本作はその三年後1986年に発表されています。

本作は四章もしくは三章+エピローグからなります。

Ⅰ.漂流譚 p.3-

Ⅱ.イギリスでの放浪 p.55-

Ⅲ.フォーの部屋にて p.141-

Ⅳ.エピローグ(外部世界の提示)p.193-199

主人公スーザン・バートンは漂着した島でロビンソン・クルーソーと元奴隷のフライデイと会い、生活を共にする。その後救出されイギリスに帰国するが、その途上クルーソーは死ぬ。帰国後この漂流譚をまとめるため作家であるフォーにこの仕事を依頼するが連絡が途絶する…といったところが簡単なあらすじである。

以下ネタバレございます。もっともネタバレどうこう言うタイプの小説ではないですが。

語ることと音楽、或いはキスすること
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美人と没個性、ブスと独創性―未熟な直訳調という語

会社にて用字用語辞典を手渡され、暇な折々読んでおります。

まあ新聞記者でもないので全面的に従う必要はござらんのだけど、結構知らんことがあって面白いヌホホ

そん中で、空疎な美文調と未熟な直訳調を避けよという項がある。前半はよく聞きますが、未熟な直訳調というコロケーションは新鮮に感じた。この表現は別に価値判断をしているわけではなく、単に熟していない=人口に広く膾炙していないということだろう。一見貶めているようで立ち止まれば実はスーパーフラットみたいな。最初引っかかったが意外と好きな表現。

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快適なり、快適なり

ニーメンハオ

お仕事が始まってしまいました。職場は、風通し良好な感じで湿度も低く なかなか住みやすい模様。業界の片隅という位置にあるものの、服装含め色々自由な感じで良かった。カズオ・イシグロの件とかも読んでる前提で自然と話に出る文化系ノリです。僕は今まで割とメインのタイムラインを体育会系組織の端っこで斜に構えているようなポジショニングをしてきたので中々新鮮である。

通勤時は激混路線を使わないといけないのでイヤフォンをしている。今までは割とおれ街の声が聞きたいんで、あんま耳になんか突っ込みたくないっす。うっす。みたいな感じだったが最近はちょっと変わった。街の声を聞かないこともまた大事だよな。なんちゅーか保湿効果があるというか。

アマプラにアレステッドデベロップメントがあったので久しぶりに聞いたりしてた。日本語ラップを聞くようになったのは割とここ1,2年だが、結構前からスピーチとかatcqとか聞いてたなあと思いだした。音楽ってやっぱり思い出を喚起させる機能が強い。正確に言えば具体的な思い出というよりもっともやっとしたその場、その時の温度というか空気感といった感じかな。

短いけど、なんとなく今聞いてたのを貼って今日は終わり。エリカ・バドゥさんです。いつかこの曲を聴くとこの頃ことを思いだすようになるかもしれない。

www.youtube.com

無職が読む羅生門

中学のときに読んだ羅生門、これって無職向けやんと気付き読み返してみた。一読して思うのはこれ程端正な文章はそう見ないぞということ。芥川の顔のようだ。大学の頃文学をイケメン/ブサメンの対立項で全てぶった斬ろうと試みた記憶。乱暴な話だが、志賀や芥川の文学と武者小路実篤田山花袋の文学では立脚する地盤が違うだろうとは今でも思っている。今だったらこの横軸に加えて、Y軸に陽キャ/陰キャも設定したりするかも。

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天空の城ラピュタ(感想など)

おは!おは!こん!こん!

ラピュタやってましたね。久しぶりに見ました。

子供のころぼくんちではラピュタチップとデールロードランナーがヘビロテ、ダンボ少々でピリッとスパイスを加えるというスタイルでした。

教訓的一口メモ
  • 残業もたまにはいいかもしれない。(あ、でも結局してないのか)
  • シータが降ってきたとき受け止める筋力を養っておくようにすること。
  • 40秒で支度するときも鳩小屋の戸は忘れずに開けるように
  • バルスってセキュリティ的にどうなん?例えばシータがパターソンのメソッドマンよろしくあの場所でリリックを考えながら一人ラップをしてたりして「…いつかくたばる。スタミナ太郎…」とかいってしまったらアウツなんでしょ。危なくね?
好きなシーン

なんか投票とかやってましたね。おれはひねくれじじいなのでやらなかった。

今結果をみたら

金曜ロードSHOW!秋のジブリ 特設サイト

パズーがシータを尖塔から救うシーンが一位だってよ。

個人的には

  • 親方VSドーラの子供(ルイだっけ?)殴り合い前の筋肉アピール合戦
  • 目玉焼き

が好き目玉焼きは上のやつでも10位になってた。

筋肉合戦のとこはなぜか小さいときから記憶に残っている。今見てもとってもアニメアニメしててわくわくした。そこからの流れで三つ巴の追っかけっこと木造の橋が崩壊するとこも好き。ああいう単純な追っかけっこにセンスオブワンダーを与えられるハヤオはやはり偉大だ。

 ネタ元

劇中にも示されていたとおりガリバーとラーマヤーナから基本構造を引っ張ってきている。これは今まであんまり気にしてなかったというかあまりよく聞いてなかったというか。ラピュタという存在はガリバー、登場人物の名前、関係性はおおむねラーマヤーナみたいですね。ただパズーという名の由来は不明。

ラーマヤーナの方のシータは己の貞淑を証明するために焼死するんですよね。これが現代にも続くサティ(夫が死んだら自分も焼死するやつ)の由来の一つともなってしまっているらしい。何とも業が深い。いや業がとかいうことがだめだな。カルマなんてのはルサンチマン太郎的発想で即刻破棄するべき概念だし。

あとバルストルコ語の平和が由来という説もあるみたい。理屈としては通るが真偽は不明な模様。