みんなではじめるデザイン批評 (感想とメモ)
わりとさらっと読むタイプの本
デザイナーに対して
①反応型フィードバック:場当たり的、感情的
②指示型フィードバック:ロジカルな説明のないもの、しばしば個人的または職能的マウンティング含む
ではなく
③クリティカルなフィードバック
が必要。
まあ当たり前ではあるが、しばしばこれは時間的制約等で忘れてしまうことがある。
前提としてデザインにあたりペルソナ、シナリオ、デザイン原則、ゴールを明確化すること
このような分類を明確にもっていることは備忘録として有益
またこのような批評に誰をどのようにいつ参加させるかということ適切にデザインする必要がある。リモートワークをする人のコラムにあった興味深い意見に、リモートワーカーはだらしない恰好のまま仕事をするのではなく、自分への評価に対してパラノイアっくになり仕事中毒的になる。というようなのがあった。同じ職場などで顔を合わせれば直接的に仕事と関係のないちょっとしたやりとりが生じることで緩和されていた疑心暗鬼が生じる。デザインへの批評もその人間のデザイナーとしての利用価値の判断として聞こえてくるなどということ。
アプリケーションのデザイン、紙面のデザインにせよそれを批評する環境をデザインすることも同様に重要。
その他
デボーノ博士「6つの帽子の思考法」など場合によっては批評の場で強制的に役割を定めたり、時間制限を設けるなどしてもよい。ただしこのやり方は人によっては幼稚と捉えられる場合もある。
本書のチートシートもあるので用法用量を守って使ってねということ
みんなではじめるデザイン批評:チートシートダウンロードページ | 株式会社ビー・エヌ・エヌ新社
みんなではじめるデザイン批評―目的達成のためのコラボレーション&コミュニケーション改善ガイド
- 作者: アーロン・イリザリー,アダム・コナー,長谷川恭久,安藤貴子
- 出版社/メーカー: ビー・エヌ・エヌ新社
- 発売日: 2016/05/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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