音楽の本、2つ読みました。
MPC IMPACT!テクノロジーから読み解くヒップホップ
副題のとおりAKAI MPCの前史といえるドラムマシンやサンプラー及びロジャーリン、マイク・マシューズらを追うところから始め、機材の観点からヒップホップ史を辿るという意欲作。インタビューなど取材もよくしてあり、面白くずいずい一気に読める。
日本人である著者がどのような視点であればヒップホップを掘り下げられるかと悩んだ結果、ヒップホップ機材三種の神器は日本製ばかりじゃないかということでその中からMPCを選んだという。アート(技術=芸術)の語義に照らしても当を得たもので、また著者の熱量の高さが伝わる。
あのタッチパッドはスティービーワンダーの言葉がきっかけでできたとは知らなかった。
Technics SL-1200の肖像 ターンテーブルが起こした革命
一方こちらは純粋にSLの開発史ということで興味ある人には面白いと思う。
と急に熱量下がるがまあ面白い事には違いないkindle unlimitedにあり。
なんとなく最近聞く音楽を貼っておこう。
Jorja Smith: NPR Music Tiny Desk Concert
*1:Cool Girl Vibes