『ブロンソン』感想

連休はお絵描きしたり飲みに行くなどしていましたが、今日はブロンソンを見ましたで@ネトフリ

ドライブ、ネオンデーモンなどは私見ました、レフン監督のやつです。

マイケル・ピーターソンakaチャーリ―・ブロンソンという実在人物を下敷きにした作品。理由なき暴力しか語る術を持たぬ男が幾度かその他のコミュニケーションツールを得るかに見えることがあるもやはり自らもしくは環境によってその道が閉ざされる話。彼は刑務所長などに幾度か問われる。お前は何を求めるのか?哀しくも彼にはそれがわからない。もしかしたら彼にはその哀しみさえ存在しないのかもしれないが、一般的な人間の理屈からしたらそのように見える。

コミュ力暴力全振り映画といえばディストラクション・ベイビーズが思いだされます。

(時計仕掛けのオレンジはもう少し複雑だったよね)

ディストラクションは格闘漫画的面白さもありましたが、レフンの場合はそうはいかない。より茫漠としたというかアーティスティックというか、取りつく島がない感じ。アクションは敢えてなのかかなりスタティックで迫力あるというのとまた違った感じ。この人は何か象徴的な観念をある短いショットの固まりに圧縮させて結晶化させるみたいなことをすると美しい感じに仕上げてくるなみたいな。オープニングやブロンソンが舞台で語っていくところとか。

あとデデデデデドドドドドドというあの音、らしいですね。好き。

チャーリーはかなり極端な例ではあるけれど、貴様は何を求めているという問いに対しておれは満足に答えられる自信はない。

奥さん、トーマス・ハーディさんのおちんちんはあまり存在感はないですが、演技は素晴らしいのでお勧めですよ。

デデデデデドドドドドドを貼っときます。

www.youtube.com