社会人というこの堪え難きことば

わたしは社会人ということばが嫌いです。29歳無職がそう語ります。

それはあなたが無職だからですかと問われると、いいえ25歳広告代理店営業のときも18歳高校生童貞のときも、23歳ニートのときも、−1歳精子のときも嫌いでしたと宣いました。無職であることが多いことがわずかに気になりつつも続けて尋ねました。

それは社会人としての道徳を垂れる大人たちが嫌いなのですかと。

いいえそうではありません。そもそも社会人ということばがナンセンスなのです。

学卒後就職したもの及び自営業のみが社会を構成しているわけではありません。学生も赤ちゃんも主婦も後期高齢者も同様に社会を構成しています。そうですか。

そうですよ。これを認めないやつはナチ公と私は呼びます。過激ですね。アクセス稼ぎですか。そうではありません。なにか尤もらしいことを言うにあたり社会人という分類を新たに持ちだす必要はありません。全て人間ということばで事足ります。そして人間ということばに耐え得ないのであればその主張は取り下げなければなりません。汝社会人の倫理を騙るなかれ、人間の倫理を語れ。貴様はまず人間として生きよ。その上で人間を超越せよ。

 

ご清聴ありがとうございました。以上イキリ無職の独り言でございました。