2017-09-07から1日間の記事一覧

J・ヒリス・ミラー『文学の読み方』を読む(第六章)

第六章 比較による読み方、あるいは骨折り損をすること 『スイスのロビンソン』の前後 本作をネタ元たる『ロビンソン・クルーソー』とアリスシリーズを比較する。 修正主義批評としての『フォー』 更に『ロビンソン・クルーソー』をクッツェーの『フォー』と…

J・ヒリス・ミラー『文学の読み方』を読む(第五章)

第五章 文学の読み方 読み方を教えるのは骨折り損 二つの矛盾した簡単には両立できない読み、これを読みのアポリアと呼ぶ。 熱狂としての読書 一つ目がアレグロの読み、素朴読み、子供のような読みである。